オペラ歌手

中丸 三千繪
MICHIÈ NAKAMARU

イタリア共和国功労勲章コメンダトーレ
広島大学客員教授
宮古島大使
水戸大使
いばらき大使
桐朋学園大学 元特任教授
医療法人 千樹会 理事
中丸舞台医学研究所 所長
中丸ヴォーカル技術研究所 理事長
日伊文化交流推進委員会 組織委員
日本ソムリエ協会 ソムリエ・ドヌール
シャンパーニュ騎士団オフィシエ
ブルゴーニュワイン騎士団シュヴァリエ
コマンドリー・ド・ボルドー(ボルドーワイン騎士団)

MESSAGE

私が一番海外で活動していた頃は、まだインターネットもなく、日本の方々に何も伝えることができませんでした。
それでも特別な方々が海外公演を観に来てくださりました。
今後も世界中で歌い、歌で人々を救えることがあるなら全てしていこうと思っています。
今の私があるのはファンの皆様のおかげです。
たくさんの方々に支えられ、長い間、現役をさせていただき本当に感謝しています。
生きることは愛すること。この姿勢は変わりません。
人々にいただいた勇気を、私が勇気を持って表現してお返ししたいと思います。

ACHIEVEMENT

小澤征爾をはじめとする優秀な演奏家を輩出している音楽大学の最高峰「桐朋学園大学声楽科」を卒業。
同大学研究科にてオペラの実践演習を行う。
在学中には世界屈指の音楽大学「ジュリアード大学」や「楽壇の帝王」とも称される指揮者「カラヤン」も輩出している「ザルツブルク・モーツァルテウム大学」で研鑽を積む。

1986

小澤征爾指揮のオペラ「エレクストラ」のオーディションに合格し、デビュー。
公演前に、小澤征爾からイタリア行きを勧められ、翌年渡航する。

1987

イタリアへ渡航し、パヴァロッティの師であったアリゴポーラからオペラを学ぶ。
1988年第3回「ルチアーノ・パヴァロッティ・コンクール」優勝。ヨーロッパデビューを果たす。
続いて第4回「マリア・カニリア・コンクール」優勝、第27回「フランチェスコ・パオロ・ネリア・コンクール」優勝し、数々のコンクールで優勝を重ねる。
これを機に世界三大オペラ座「スカラ座」と出演契約を結ぶ。

1989

“イタリアの国宝”と評された20世紀後半を代表するオペラ歌手の1人
「ルチアーノ・パヴァロッティ」と『愛の妙薬』で共演し、アメリカデビュー。

1990

“イタリアの国宝”と評された20世紀後半を代表するオペラ歌手の1人
「ルチアーノ・パヴァロッティ」と『愛の妙薬』で共演し、アメリカデビュー。

オペラの最高峰とされる「マリア・カラス国際声楽コンクール」にイタリア人以外で史上初めて優勝する。

以来、オペラにオーケストラにと現代の指揮者界のリーダー的存在として知られている「リッカルド・ムーティ」、三大テノールとしても広く知られている「プラシド・ドミンゴ」や「ホセ・クーラ」、「ロリン・マゼール」、「ケント・ナガノ」をはじめとする当代一流の音楽家との共演を果たす。

1994

ベルサイユ宮殿での英仏チャリティ親善コンサートに、
故ダイアナ妃ご臨席の下、フランス代表として出演。

1995

MODA(イタリア貿易振興会)Made in Italy賞を受賞。

1997

歌舞伎座にて史上初めてとなるソロ・リサイタルを行い、大きな話題となった。ホセ・クーラ、ダニエル・デッシーらとローマ国立歌劇場のマスカーニ「イリス」、ベルリンフィル12人のチェリストとの録音にも参加。また、著書「マリア・カラス・コンクール スカラ座への道」、エッセイ集「声のある時間」を出版。

1998

日本各地で小児ガンの子どもを支援するチャリティコンサートを行っており、天皇皇后両陛下ご臨席のチャリティコンサートにも出演するなど、社会活動においても高い評価を受けている。東芝EMIより20タイトルのCDをリリース。
日本国内においても、リサイタル・ツアーの他、フィルハーモニア管弦楽団、ハンガリー放送交響楽団、スロヴァキア国立放送交響楽団などの日本公演にソリストとして出演。

2001

メジャーリーグ開幕戦開会式、
サンフランシスコ講和条約締結50周年記念式典(於ワシントン)、
日本ダービー、
サッカー国際試合などの国際的イベントにおいて日米両国国歌を斉唱。

2006

イタリア文化への貢献した個人に対して大統領から授与される
“イタリア連帯の星勲章”コンメンダトーレ章(Commendatore dell’ Ordinedella Stella della Solidarieta Italiana)を授与。

2007

パリ、モナコ(モンテカルロ劇場)でリサイタル。

2008

登場人物が1人だけで演じる、三枝成彰作曲モノオペラ「悲嘆」を初演。

2009

パリ、ボルドー等のオペラハウスに出演。
演劇界の巨匠、鈴木忠志演出による、
名作オペラ「椿姫」をヴィオレッタ役で出演し大好評を博した。

2010

トルコにおける日本イヤーでは日本代表アーティストに選ばれ、日本の“平和総裁”として大統領臨席の下にコンサートを行う。
秋には、ミラノの大聖堂、ローマのバチカンでもコンサートを開催。

2011

三枝成彰作曲「悲嘆」、プーランク作曲、ジャン・コクトー原作「人間の声」と一晩で2つのモノオペラ(奥田瑛二演出)を一人で演じ、歌い切り、3夜にわたりTV放送された。

2015

プラハ国立歌劇場日本公演「椿姫」にヴィオレッタ役で出演。

2018

エジプト、カイロオペラハウスで歌劇「アイーダ」に出演。

2019

6月28日に開幕したG20大阪サミットの文化行事にて、狂言師の野村萬斎・ピアニストの辻井伸行ともに各国の首脳らを前に歌唱を披露した。